銀座線「虎ノ門」駅、千代田線「霞ケ関」駅、都営三田線「内幸町」駅。どの駅からも1〜2分のアクセス抜群なお店が、今回紹介する「かざくら 虎ノ門本店」だ。
「お客さまの価値を上げるお店でありたいですね」と答えてくれたのは「かざくら 虎ノ門本店」の店長、早野さん。お客さまの価値を上げるお店とは?との問いに、続けて答えてくれた。
「このお店にやってくるお客さまは、ほとんどがサラリーマンの方。先輩が後輩を誘ったり、上司の方が部下の方を誘ったり。あるいはその逆もあるかもしれません。また接待で使われるお客さまもいらっしゃいます。『かざくら 虎ノ門本店』を選んだ幹事さまが、こんないいお店を知っているんだ、さすがだな、と思ってもらえるようにしたいんです。そういった意味で、“お客さまの価値を上げる”お店でありたいと思っています。値下げをすることでお客さまを呼び込むことはできますが、私たちはしません。それよりも、サービスの価値を磨くことで、お客さまに選んでいただきたいと思っています」。
競合店の多い街、虎ノ門。その中で、常連客の心を掴むのはきっと並大抵のことではないだろう。
「スーパードライと一緒に楽しんでいただきたいのは、やっぱりもつ焼きですね!あまり脂っこくならないように、一回下茹でしています。とくに味噌味がおすすめ。取り寄せた西京味噌を使った特製のオリジナル味噌味。こってりした味噌味を、辛口のスーパードライが引き立ててくれます。ぜひ味わっていただきたい組み合わせです!」。
プリッ!とコリッ!としたもつ焼き。そこにニラともやしをたっぷりと。こってりした味噌味にぴったりだ。アツアツのもつ焼きを口に放り込み、スーパードライを流し込む。ング、ング、プハー!うまい!料理もハイレベルだ。
「あとはカツオフライ。特製の粉をまぶして揚げたものです。脂が乗っていてビールとよく合いますよ。秋から冬にかけては、もつ鍋がよく出ます。もつ鍋もスーパードライとの相性抜群です。個人的にも、スーパードライの辛口が好きですし、お客さまも“スーパードライ”をお出しすると反応がいいですね」。
ビールの提供についてのこだわりを伺うと「ビールを最高の状態で出すのが仕事なので、冷えたグラス、注ぎ方、きめ細かい泡、にとても気を遣っています。お客さまからも“いいね!”とよくおっしゃっていただいています」。
「お客さまのご要望はできる限り叶えたいと思っています。宴会コースはありますが、あくまでベース。好みに応じて、組み立てることが可能です。メニューになくても、一度ご相談ください。以前、どうしてもイカの一夜干しが食べたいというお客さまがいらっしゃいましたが、なんとかご用意いたしました(笑)。そういうときに見られるお客さまの笑顔が、本当にうれしいんです」。
もちろんあらゆるニーズに応えることは不可能かもしれない。ただ、お客さまの希望を叶えたいという純粋な思いがそこにはある。“おもてなし”へのこだわりも、すべてはお客さまの満足のため。そういうことかもしれない。
「ほかにも、お客さまのお顔を覚えておいて好みを把握しておく。そうすることで、次の出会いにつながると思うんです。一緒に働いているスタッフにも、細かいことは言いませんが、そうした思いは共有するようにしています。それがお店の未来にもつながりますしね」。
最後に、メッセージをお願いすると「居心地のいい空間です。リラックスして、料理やお酒が楽しめる場所なので、ぜひ来てください」と締めくくった。